【ITパスポート】プロジェクトマネジメント

 ITパスポートの「プロジェクトマネジメント」に関するまとめです。

 当サイトにおけるITパスポート関連の記事は、「2022年度(シラバス6.0)にCBTで受験する」ことを前提に、勉強用として作成したメモをベースに公開しています。試験範囲の変更等には対応していないのでご注意下さい。

目次

プロジェクトマネジメント

 マネジメント系は18問(「今後出題する問題を評価するための問題」を入れると約20問)出題されますが、この中でも概ね6問前後がプロジェクトマネジメントから出題されています。

プロジェクトとは

 一定期間に一定の目的を達成するために、一時的に集まって行なう活動のことです。

プロジェクトマネジメント

 プロジェクトの立ち上げから完了までをスムーズに進行するためには、事前に計画を立てることが重要です。基本的な手順は、立ち上げと計画→実行と把握→終結と評価、となります。

プロジェクトマネジメントの知識エリア

 プロジェクトマネジメントに必要な知識を体系化したもの(プロジェクトマネージャーがプロジェクトを統合的に実行するためのガイドライン)に「PMBOK(ピンボック)」というものがあり、これには10の知識エリアがあります。

  1. プロジェクトスコープマネジメント
  2. プロジェクトスケジュールマネジメント
  3. プロジェクトコストマネジメント
  4. プロジェクト品質マネジメント
  5. プロジェクト資源マネジメント
  6. プロジェクトコミュニケーションマネジメント
  7. プロジェクトリスクマネジメント
  8. プロジェクト調達マネジメント
  9. プロジェクトステークホルダマネジメント
  10. プロジェクト統合マネジメント

 プロジェクトマネジメントの知識エリアの中では、スコープ・リスク・統合についての問題がやや多い印象です。

プロジェクトスコープマネジメント

 プロジェクトの最終的な成果物を成果物スコープ、これを得るために必要な作業範囲をプロジェクトスコープといい、これを明確にし、管理していくことです。

プロジェクトスコープ記述書

 成果物や作業の一覧、条件などを定義してまとめて記述したものです。

WBS(Work Breakdown Structure/作業分解構成図)

 プロジェクトの作業範囲を細分化し、階層化した図表のことです。プロジェクトスコープ記述書をもとに作成します。

プロジェクトスケジュールマネジメント

 プロジェクトを期間内に完了させるために、精度の高いスケジュールの作成と管理を行なうことです。

アローダイアグラム

 スケジュール計画を作成するための手法の一つで、作業の順序関係と所要日数などを整理した図のことです。日程計画表(PERT)の図としても使われています。アローダイアグラムを使用すると、全体の日程の中で最も作業日数のかかる経路(クリティカルパス)を求めることができます。

 ストラテジ系にも出てきますが、「作業〇〇が〇日遅れると、クリティカルパスは何日になるか」といった形で、主にマネジメント系の問題として頻出傾向です。

ガントチャート

 作業の予定や実績を横棒で表したものです。プロジェクトの進捗状況を管理するために使用します。

プロジェクトコストマネジメント

 プロジェクトを予算内で完了するために、プロジェクト全体を通じてコストを管理することです。

プロジェクト品質マネジメント

 プロジェクト及びその成果物に求められる品質条件を満たすために、必要なプロセスの実施と管理を行なうことです。

プロジェクト資源マネジメント

 プロジェクトメンバーなどの人的資源、施設や機材などの物的資源を適切に管理することです。

プロジェクトコミュニケーションマネジメント

 ステークホルダと情報を効果的に結び付けるために、プロジェクトに関する情報の生成から配布、廃棄までを適切に管理することです。

プロジェクトリスクマネジメント

 プロジェクト全体のリスクを監視し、コントロールすることです。一般的にリスクとは危険・マイナス要因といった意味で使われますが、ここでいうリスクとは、脅威となるマイナスのリスクと好機となるプラスのリスクの両方を指します。

脅威への対応策

回避脅威を完全に取り除き、リスクを排除すること。
例)情報漏洩を防ぐために外部への委託を取りやめる。
転嫁第三者(保険会社や外部業者など)に責任を移転すること。
例)賠償金を請求された場合に備えて保険に加入する。
軽減発生確率と影響度(損害額など)を下げること。
例)プロジェクトルームから無断で資料を持ち出すことを禁止する。
受容事前の対策を取らない(脅威が発生したときに対処する)こと。
例)万が一のリスク発生時に備えて予備費を確保しておく。

 具体的な事例が、回避、転嫁、軽減、受容のどれに該当するか問われる形式の出題があります。

プロジェクト調達マネジメント

 作業に必要なモノやサービスを調達するために、購入者と納入者の間で契約を管理することです。

プロジェクトステークホルダマネジメント

 プロジェクトに影響を与えるステークホルダ(プロジェクト関係者や利用者など)をコントロールすることです。

プロジェクト統合マネジメント

 プロジェクト全体の方針や計画を立てるとともに、プロジェクトの実行中に発生した変更に対処することです。

実際に出題された問題

※問題文の著作権は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に帰属します。

令和3年 問47

システム開発プロジェクトにおいて,成果物として定義された画面・帳票の一覧と,実際に作成された画面・帳票の数を比較して,開発中に生じた差異とその理由を確認するプロジェクトマネジメントの活動はどれか。

【ア】プロジェクト資源マネジメント
【イ】プロジェクトスコープマネジメント
【ウ】プロジェクト調達マネジメント
【エ】プロジェクト品質マネジメント

【解説】定義した成果物スコープと実際に作成されたものとの差異を比較・確認しているので、プロジェクトスコープマネジメントとなります。

令和3年 問42

システム開発プロジェクトにおいて、利用者から出た要望に対応するために、プログラムを追加で作成することになった。このプログラムを作成するために、先行するプログラムの作成を終えたプログラマを割り当てることにした。そして、結合テストの開始予定日までに全てのプログラムが作成できるようにスケジュールを変更し、新たな計画をプロジェクト内に周知した。このように、変更要求をマネジメントする活動はどれか。

【ア】プロジェクト資源マネジメント
【イ】プロジェクトスコープマネジメント
【ウ】プロジェクトスケジュールマネジメント
【エ】プロジェクト統合マネジメント

【解答】プログラマの割り当てはプロジェクト資源マネジメント、スケジュール変更はプロジェクトスケジュールマネジメント、プロジェクト内に周知はプロジェクトコミュニケーションマネジメントに該当します。これらを統括し全体を管理するのはプロジェクト統合マネジメントです。

令和3年 問39

プロジェクトマネジメントのプロセスには、プロジェクトコストマネジメント、プロジェクトコミュニケーションマネジメント、プロジェクト資源マネジメント、プロジェクトスケジュールマネジメントなどがある。システム開発プロジェクトにおいて、テストを実施するメンバを追加するときのプロジェクトコストマネジメントの活動として、最も適切なものはどれか。

【ア】新規に参加するメンバに対して情報が効率的に伝達されるように、メーリングリストなどを更新する。
【イ】新規に参加するメンバに対する、テストツールのトレーニングをベンダに依頼する。
【ウ】新規に参加するメンバに担当させる作業を追加して、スケジュールを変更する。
【エ】新規に参加するメンバの人件費を見積もり、その計画を変更する。

【解答】人件費の管理なのでプロジェクトコストマネジメントです。ちなみに他の選択肢は、
【ア】情報の伝達なのでプロジェクトコミュニケーションマネジメント
【イ】人材の育成は人的資源の管理なのでプロジェクト資源マネジメント
【ウ】スケジュールの管理なのでプロジェクトスケジュールマネジメント
となります。

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