【FP3級】ライフプランニングと資金計画：住宅ローン

　FP3級の試験範囲は大きく6つに分かれています。そのうちの1つである「ライフプランニングと資金計画」より、「住宅ローン」に関するメモです。

住宅ローン金利

　住宅ローン金利は3種類あります。

固定金利型

　金利が返済終了まで変わらないローンです。

変動金利型

　市場の金利動向によって金利が変動するローンです。金利は半年ごとに見直されます。

固定金利選択型

　返済期間の初めのうちは固定金利で、固定金利期間が終了した後は固定金利型か変動金利型かを選択できるローンです。固定金利期間が長いほど固定金利期間の金利は高くなります。

住宅ローンの返済方法

　住宅ローンの返済方法は2種類あります。

元利均等返済

　毎回の返済額（元金＋利息）が一定の返済方法です。毎回の返済額が一定のため資金計画が立てやすい反面、諸条件が同じであった場合は元金均等返済より総返済額が大きくなります。

元金均等返済

　毎回の返済額のうち元金部分が一定の返済方法です。一定の元金に利息を加えた額が毎回の返済額となるため、元利均等返済と違い毎回の返済総額（元金＋利息）は変動します。元利均等返済より総返済額が小さくなります。

フラット35

　フラット35とは主要住宅ローンの1つで、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利型ローンです。

金利	固定金利（融資実行日の金利が適用されます）
融資金額	最高8,000万円／購入価格（建設資金）の100％
返済期間	最長35年（完済時の年齢が80歳以下）
融資条件	本人が居住するための住宅であり、申込日現在70歳未満である

住宅ローンの繰上げ返済

　繰上げ返済の方法は2種類あります。

返済期間短縮型

　毎回の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法です。短縮された期間に支払う予定だった利息が軽減されます。返済額軽減型より利息軽減効果が大きくなります。

返済額軽減型

　返済期間を変えずに、毎回の返済額を減らす方法です。毎月の返済額が下がるため、教育資金がかかるなど将来的に住宅ローンの負担が大きくなることが予想されるときに効果的です。

住宅ローンの借換え

　借換えとは、金利の高いローンを一括で返済して金利の低いローンに換えることです。利息の軽減を図ることができますが、新規のローンを組むことになるので諸経費（手数料等）の考慮が必要です。尚、公的ローンへの借換えはできません。