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日商簿記3級 ネット試験対応 出題内容と傾向

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 日商簿記3級の試験はネット試験が開始されたことに伴い、出題内容と形式が変更になりました。第1問~第3問の3つの大問で構成されています。試験時間は60分です。100点満点中70点が合格ラインとなります。

 当サイトにおける日商簿記3級関連の記事は、2021年度のCBT受験用に作成した自分用のメモをベースに公開しています。試験範囲の変更等には対応していないのでご注意下さい。

目次

第1問:仕訳

 第1問は仕訳問題15問で構成されています。各3点で計45点なので、試験全体における配点比が非常に高くなっています。

 個人差はありますが、60分ではギリギリで時間に追われる試験という人も多いようです。事前になるべく多くの問題を解いてしっかり練習し、15分(1問1分)以内に解けるようにしておくと時間的な余裕が出てくると思います。

第2問:補助簿・勘定記入・伝票記入・理論問題

 第2問は2つの小問で構成されており、補助簿、勘定記入、伝票記入、理論問題などから出題されます。配点は20点です。部分点(2点×採点対象10ヵ所)です。

 旧形式(大問5問制)の第2問と第4問に当たる範囲となります。一般的に苦手と感じる人が多いとされる「勘定記入」に関する問題の出題率が高いようです。

 大問3つの中では試験範囲が広く難易度も回ごとにバラつきがあり、対策が大変な問題のわりには配点比は一番低いです。苦手な分野が出題された場合は飛ばして先に第3問に取り掛かる方がいいかもしれません。

 個人的には伝票記入が一番対策しやすい問題で、補助簿の選択や理論問題(文章の穴埋め)も帳簿の名前と内容(役割)を暗記するだけでほとんど解けるので比較的楽な方だと思います。ただ、補助簿に関しては名称に注意が必要です。
例)売掛金元帳
 取引先ごとに売掛金を管理するための補助簿ですが、得意先元帳や得意先帳簿とも呼ばれています。一般的なテキストでは売掛金元帳の解説ページで「得意先元帳や得意先帳簿とも呼ばれています。」などの記載はありますが、その後の本文や練習問題等では一切出てこないことも多いです。試験本番では得意先元帳という名称が出てくる可能性もあります。

第3問:決算関連

 第3問は、決算整理仕訳をもとに精算表もしくは損益計算書と貸借対照表を作成する問題が出題されます。配点は35点で、部分点(3点×採点対象11ヵ所、2点×採点対象1ヵ所)です。

 決算関連も苦手とする人が多いようですが、精算表などは書式が決まっているものなので作成自体は実はさほど難しくはありません。まずは前提となる決算整理をするために仕訳が適切に素早くできることが必須で、表の作成自体は過去問や模擬試験を何度かやればすぐ慣れると思います。

 ちなみに決算整理仕訳として出題される論点で頻出しているのは、未処理事項の処理、減価償却、貸倒引当金、費用と収益における前受け・前払い・未収・未払い、売上原価の算定、です。未処理事項の処理は誤処理の訂正と現金過不足が多いようです。

 この中で一番注意したいのは、費用と収益における前受け・前払い・未収・未払いです。「当期に初めて払った費用の一部が前払」などは比較的簡単ですが、「毎年〇〇をしている」形式の問題は期をまたがっているので慣れていないと一度読んだだけでは意味が分からないかもしれません。

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