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秘書検定2級 出題内容と傾向 CBT試験対応
秘書検定2級の試験は、理論(必要とされる資質、職務知識、一般知識)と実技(マナー・接遇、技能)の計5分野で構成されています。問題は選択問題と記述問題の混合です。
秘書検定2級を構成する5つの分野
必要とされる資質
理論分野の1つである「必要とされる資質」から選択問題が5問出題されます。この分野では、秘書とはどのような職種か、秘書に必要とされる能力、秘書の心構えなどから出題されるため、暗記することよりも理解することを重視しましょう。
- 先輩秘書としての後輩秘書に対する指導方法
- 上司や同僚との協調性
- 企業秘密の取り扱い
など。
職務知識
理論分野の1つである「職務知識」から選択問題が5問出題されます。この分野では、秘書が行なう業務、企業における秘書の役割などから出題されるため、これも理解することを重視しましょう。
- 上司の出張
- 来客対応
- 秘書の定型業務
など。
一般知識
理論分野の1つである「一般知識」から選択問題が3問出題されます。この分野では、会社や経営に関する知識、法律、財務、税務など非常に広範囲から出題されます。しかし、あまり細かい点を問われる内容ではないため、広く浅くの勉強を意識しましょう。
この分野は日常生活や今までの仕事で身に付いた知識で対応できる問題も多いです。例えば財務や税務は難しい用語が並びますが、経済学部出身、経理経験者、簿記取得者なら復習程度の内容ばかりです。
- 会社や経営(株式会社、株主総会、定款、市場調査)
- 法律(契約書、領収証、委任状、督促状)
- 財務や税務(財務諸表、貸借対照表、損益計算書、所得税、法人税)
など。
マナー・接遇
実技分野の1つである「マナー・接遇」から選択問題が10問、記述式問題が2問出題されます。5分野の中で出題数が一番多い分野です。この分野では、敬語やマナーなどからかなり細かく出題されますが、これらは基本的に暗記と慣れです。
- 言葉遣い
- 電話対応
- 来客対応
- 慶事・弔事
など。
技能
実技分野の1つである「技能」から選択問題が8問、記述式問題が2問出題されます。この分野では、文書作成、会議用語と準備、郵便の種類、ファイリングなど、秘書の実務から出題されます。秘書としてというよりも社会人として身に付けておきたい知識も数多く出題されます。
- 郵便の種類
- 秘文書の扱い
- ファイリング
- スケジュール管理
など。
CBT試験
秘書検定2級の試験はCBT試験に対応しています。従来のペーパー版は選択問題が31問、記述式が4問で120分の試験となっていますが、CBT版は選択問題が31問、記述式が2問で100分の試験となっています。
他の資格試験でもそうですが、その場で自動採点されるというシステム上の都合もあってあまり複雑な問題が出題できないのか、ペーパー版とCBT版で若干出題内容・形式が異なるケース(記述式といいながらも、実際には穴埋め形式で単語を入力するだけ、など)があります。但し、試験の難易度は同じですので、従来のペーパー版と同レベルでの勉強が必要になります。
合格ラインと配点
理論と実技でそれぞれ60%以上が合格ラインで、配点は公表されていません。過去問の解答を見る限りでは、全体で100点の試験とした場合、選択問題31問が各2点(計62点)、記述式4問が計38点、という配分が有力です。記述式4問については、全体で小問13ないし14問程度で構成されており、小問1問あたりの点数は難易度によって割り振られているものと思われます。
上記の通りであれば、理論分野は「選択問題13問/26点」の60%なので合格ラインは15.6点となり、問題数でいうと8問以上の正解が必要です。実技分野は「選択問題18問/36点+記述式4問/38点=74点」の60%なので合格ラインは44.4点となり、仮に選択問題が満点でも、記述式から小問4問ないし5問程度の正解が必要になります。
CBT試験の合格ラインと配点
従来のペーパー版は記述式が4問ですが、CBT版は記述式が2問となっています。CBT版については情報が少ないのですが、小問10問構成という情報をいくつか発見しました。(実際に私が受験したときは各小問4問、計8問構成でした。)記述式の配点について判断材料になりそうな情報は見つかりませんでした。