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【FP3級】リスクマネジメント:損害保険
FP3級の試験範囲は大きく6つに分かれています。そのうちの1つである「リスクマネジメント」より、「損害保険」に関するメモです。
損害保険の基本用語
保険契約者 | 保険会社と契約を結び、契約上の権利と義務のある人 |
被保険者 | 保険事故が起きたとき、補償を受ける(保険の対象となる)人 |
保険の目的 | 保険を掛ける対象 |
保険価額 | 被るであろう損害の最高見積額 |
保険金額 | 契約金額(保険金の最高限度額) |
保険金 | 保険会社から被保険者に支払われるお金 |
告知義務 | 契約時に契約者が保険会社に事実を告げる義務 |
通知義務 | 契約後に変更が生じた場合に保険会社に通知する義務 |
損害保険の仕組み
生命保険と同様、大数の原則と収支相等の原則で成り立っていますが、これに加えて損害保険独自の基本原則があります。
給付・反対給付均等の原則(レクシスの原則)
保険料が危険の度合いに応じて公正でなければならないという原則で、公平性の原則ともいいます。
利得禁止の原則
損害保険の受取りによって儲けを得てはならないという原則で、保険金の支払いは実際の損失額を限度に支払われる実損払いとなっています。
損害保険の種類
保険金額と保険価額の関係によって3つに分けられます。
超過保険 | 保険金額>保険価額 | 実損填補 損害額は全額支払われるが、保険価額を超えては支払われない |
全部保険 | 保険金額=保険価額 | 実損填補 損害額は全額支払われる |
一部保険 | 保険金額<保険価額 | 比例填補 保険金額と保険価額の割合により、保険金が削減される |
火災保険
火災保険にはいくつかの種類がありますが、住宅物件の火災保険で主なものは住宅火災保険と住宅総合保険です。
住宅火災保険と住宅総合保険
住宅火災保険は、火災・落雷・風災等による損害が対象の最も一般的な火災保険です。住宅総合保険は住宅火災保険よりも対象が広く、水害・地震・噴火・津波・盗難なども対象となっています。
地震保険
火災保険では地震・噴火・津波によって生じた火災は対象外のため、これを補填するためには地震保険に加入しなければなりません。地震保険は単体では加入できず火災保険とセットで加入します。
自動車保険
強制加入の自動車保険(自賠責保険)と任意加入の自動車保険(民間の保険)があります。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)
自賠責保険は原付を含めて全ての自動車の所有者と運転者が必ず加入しなけれなばらない保険です。補償対象は対人賠責事故のみで、被害者(死傷した相手側の運転者とその同乗者、あるいは歩行者など)のみが対象となり、加害者のケガや自動車の破損などは対象外です。
任意加入の自動車保険
任意加入の自動車保険には対人賠償保険(自賠責保険の支払額を超える部分が支払われる)、対物賠償保険(自賠責保険は対人だけなので)、人身傷害補償保険(被保険者が死傷した場合、過失の有無に関わらず、示談を待たずに実際の損害額が支払われる)、などがあります。
傷害保険
日常生活における様々なケガに対して保険金が支払われます。普通傷害保険、交通事故傷害保険、国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険などがあります。
賠償責任保険
偶然の事故によって損害賠償責任を負ったときに補償される保険です。主な保険としては個人賠償責任保険(日常生活における事故で他人にケガをさせた場合など)、生産物賠償責任(PL)保険(製造販売した製品の欠陥によって他人に損害を与えた場合など)、施設所有管理者賠償責任保険(施設の不備による事故など)、受託者賠償責任保険(他人から預かったものを壊したりなくした場合など)、があります。
保険金と税金
損害保険の場合は実損払いのため、原則として非課税です。但し、傷害保険の死亡保険金などは生命保険と同様の扱いとなります。