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【FP3級】リスクマネジメント:生命保険

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 FP3級の試験範囲は大きく6つに分かれています。そのうちの1つである「リスクマネジメント」より、「生命保険」に関するメモです。

 当サイトにおけるFP3級関連の記事は、受験するためではなく個人的に勉強する目的で作成したメモをベースに公開しています。特に記載がなければ2021年4月1日現在の施行法令に基づいていますので、受験生の方が参考にする場合には法改正・試験範囲改定にご注意下さい。一定の要件を満たせば…といった例外的なものは基本的に省略しています。

目次

生命保険の基本用語

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契約者保険会社と契約を結び、契約上の権利と義務のある人
被保険者保険の対象者
受取人保険金等の支払いを受ける人
保険料契約者が払い込むお金
保険金受取人に支払われるお金
※被保険者の死亡、高度障害、満期まで生存した場合
給付金被保険者が入院や手術をした際に支払われるお金
解約返戻金保険契約を途中解約した際に契約者に払い戻されるお金
主契約生命保険の基本となる契約
特約主契約に付加して契約する部分
※単独では契約できない

生命保険の種類

 生命保険には死亡保険、生存保険、生死混合保険の3つがあります。

保険料の仕組み

 保険料は予定死亡率(統計に基づく死亡率)、予定利率(運用利回り)、予定事業費率(事業経費)の3つの予定基礎率に基づいて算定されています。

保険料の構成

 保険料は純保険料と付加保険料で構成されています。純保険料は、保険会社が支払う保険金にあてられる部分で、死亡保険料と生存保険料の2つに分かれます。これらは予定死亡率と予定利率をもとに計算されています。付加保険料は、保険会社が事業を維持するための費用で、予定事業費率をもとに計算されています。

契約の責任開始日

 契約した保険の保証が始まる日を責任開始日といい、以下の3つが全て揃った日となります。

  • 申込み
  • 告知
  • 第1回の保険料払込み

保険料の払込み

 保険料の払込方法は一時払い、年払い、半年払い、月払いなどがあります。保険料を支払わなかった場合はすぐに契約が失効するわけではなく、一定の猶予期間が設けられています。

主な生命保険

 生命保険の基本的なタイプは定期保険、終身保険、養老保険の3つです。

定期保険

 一定の期間内に死亡または高度障害となた場合に保険金が支払われるタイプです。保険料は掛捨てで、満期保険金はありません。

終身保険

 補償が一生涯続くタイプの保険です。満期保険金はありませんが、解約時の解約返戻金が多く貯蓄性の高い保険です。但し、早期に解約すると解約返戻金が払込保険料を下回るので注意が必要です。

養老保険

 一定の期間内に死亡した場合は死亡保険金が、満期時に生存していた場合は満期保険金が受け取れるタイプの生死混合保険です。

主な特約

 主契約に付加して契約する特約ですが、特に重要なのは以下の2つです。

特定疾病保障保険特約(三大疾病保障保険特約)

 三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)の診断があり、所定の状態になった場合に、保険金が支払われます。主な特徴は以下の通りです。

  • 生存中に死亡保険金と同額の保険金(特定疾病保険金)が支払われる
  • 特定疾病保険金を受け取った時点で契約が終了し、その後死亡しても死亡保険金は支払われない
  • 特定疾病保険金を受け取らずに死亡した場合は、死亡原因を問わず死亡保険金が支払われる

リビングニーズ特約

 被保険者が余命6ヵ月以内と診断された場合、生前に(前倒しで)死亡保険金が支払われます。特約保険料は不要です。

契約を継続させるための制度と方法

 保険料の払込が困難になった場合でも、契約を継続させるための方法がいくつかあります。

自動振替貸付制度と契約者貸付制度

 解約返戻金がある保険契約で適用される制度です。

自動振替貸付制度

 解約返戻金を限度とし、保険会社が自動的に保険料を立て替えてくれる制度です。

契約者貸付制度

 解約返戻金のうち一定範囲内で、保険会社から資金の貸付けを受けられる制度です。

払済保険と延長保険

 保険料の払込が全くできなくなった場合に、以後の保険料の支払いを中止して契約を継続する制度です。保険の見直しの際にも利用されます。

払済保険

 保険料の払込を中止してその時点の解約返戻金をもとに、一時払いで元の契約と同じ種類の保険または養老保険等に変更することです。主な特徴は以下の通りです。

  • 保険期間:元の保険と同じ
  • 保険金額:元の保険より少なくなる
  • その他:特約部分は消滅する

延長保険

 保険料の払込を中止してその時点の解約返戻金をもとに、一時払いの定期保険に変更することです。主な特徴は以下の通りです。

  • 保険期間:元の保険より短くなる
  • 保険金額:元の保険と同じ
  • その他:特約部分は消滅する

契約の見直し(契約転換制度)

 現在契約している保険の責任準備金や配当金を利用して、新しい保険に加入する方法です。主な特徴は以下の通りです。

  • 転換の際に告知・診査が必要
  • 保険料は転換時の年齢、保険利率により計算する

生命保険の受取りと税金

 生命保険を受け取った際の税金は、契約者、被保険者、受取人が誰かによって税金が異なります。

死亡保険金

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契約者被保険者受取人税金
AAB相続税
ABA所得税(一時所得)
住民税
ABC贈与税

満期保険金

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契約者受取人受取人税金
A誰でもA所得税(一時所得)
住民税
A誰でもB贈与税

その他

 入院・手術給付金、特定疾病保険金、リビングニーズ特約保険金などは非課税です。

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