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【従業員による不適切なSNS投稿】懲戒解雇、刑事告訴、損害賠償請求
従業員による不適切なSNS投稿
SNSの利用者が右肩上がりに伸びている昨今ですが、社内情報の公開、会社のイメージを損なう内容、会社に対する誹謗中傷といった不適切な投稿が後を絶ちません。
本人達は悪気はなかったり、面白半分だったりするのでしょうが、懲戒解雇の可能性があるだけでなく、刑事告訴されたり損害賠償を請求されたりするケースもあります。業務妨害罪で逮捕された事例もありましたね。
特に食品を扱う会社が非常に多い
特に食品を扱う会社の関係者による投稿が非常に多いですが、この場合は食品の廃棄、清掃、消毒に費用がかかり、当該店舗は一定期間休業にするケースも多いためその際の売上ロスが発生します。さらに、店舗への風評被害は避けられず、チェーン店であれば他の系列店にも風評被害が拡大する可能性もあり、消費者の買い控え、取引先からの取引停止などが発生し、時として、店舗や母体組織の存続を脅かすことさえあります。
※私は元々食品を扱う業種での仕事が長いのでいつも思うんですが、SNSがどうのより遥か以前の問題として、食品を扱う以上、衛生管理ができない人はその仕事をする資格はないと思いますけどね。
愚痴と批判
「最近忙しすぎる」とか「異動嫌だな」程度の愚痴なら問題ないとしても、具体的すぎる内容によって企業のイメージを損なう可能性もあれば、特定の個人名を挙げて批判するような内容であれば、従業員同士のトラブルを招く可能性もあります。接客業であれば、従業員だけでなく特定のお客様に関する投稿もそうですが。
リスク管理が必要
社会現象にもなっているSNSへの不適切投稿。未だに後を絶ちませんが、この手の報道を見聞きしても多くの人が「またか」と思う程度で驚かなくなってきています。それはすなわち、会社にとっては特別なことではなく、いつでもどの会社にも起こり得るリスクであるということを意味します。
最初の頃は一従業員による不適切な行為に巻き込まれた可哀想な被害者と見る意見も多くありましたが、最近は対策を取らない会社にも責任があるという意見が多くなってきています。これを受けて、SNSの使い方に関するガイドラインを作成したり、研修を行なったりする会社が増えてきています。
SNSへの不適切な投稿は、特に「アルバイト従業員」による行為が非常に目立つわけですが、例えば高校生のアルバイトに懲戒解雇の話をしても効果は薄いように思えます。特に刑事罰や損害賠償のこと重点を置いて、繰り返し注意喚起していくしかないように思えます。