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ITパスポート 出題内容と傾向

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 ITパスポートの試験は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の計3分野で構成されています。問題は選択問題(四肢択一)です。

 当サイトにおけるITパスポート関連の記事は、「2022年度(シラバス6.0)にCBTで受験する」ことを前提に、勉強用として作成したメモをベースに公開しています。試験範囲の変更等には対応していないのでご注意下さい。

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目次

試験分野と出題数

今後出題する問題を評価するための問題

 ITパスポートの試験問題は全100問で構成されており、IRT方式(解答結果から評価点を算出する)となっていますが、この評価対象となっているのは100問のうち92問で、残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。以下評価対象となっている92問の内訳で記載していますので、合計が100問になりません。ご注意ください。

 ちなみにこの8問は、どの問題がその対象になっているのかは不明であるのはもちろんのこと、開催時期によって内訳が異なるようです。最近の傾向(令和元年度秋期以降)としては、ストラテジ系から3問、マネジメント系から2問、テクノロジ系から3問のパターンとなっています。

ストラテジ系

 ストラテジ系からは32問出題されます。情報化と企業活動に関する分析、一般的な新聞・書籍・雑誌などに掲載されている内容、課題を解決する手法、オフィスツールの活用、などが主な対象となっています。

  • 企業と法務
  • 経営戦略
  • システム戦略

マネジメント系

 マネジメント系からは18問出題されます。システム開発、プロジェクトマネジメント、業務環境の整備、などが主な対象となっています。

  • 開発技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント

テクノロジ系

 テクノロジ系からは42問出題されます。3分野で出題数が一番多い分野です。基本的な用語や概念、論理的な思考力を問う問題、などが主な対象となっています。

  • 基礎理論
  • コンピュータシステム
  • 技術要素

合格ラインと配点

 ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野における分野別評価点がそれぞれ1,000点中300点以上、総合評価点が1,000点中600点以上が合格ラインとなっています。分野別評価点がどれか1つでも足りていなければ、総合評価点がどれだけ高くても不合格となります。

 ITパスポートの試験はIRT方式(解答結果から評価点を算出する)のため、1問何点といった明確な配点基準は存在しません。あくまでも目安としてですが、単純に問題数に対する割合で考えると以下のようになります。

※今後出題する問題を評価するための8問を、ストラテジ系から3問、マネジメント系から2問、テクノロジ系から3問とした場合。

分野92問100問
ストラテジ系
(3割)
9.6問
/32問
10.5問
/35問
マネジメント系
(3割)
5.4問
/18問
6問
/20問
テクノロジ系
(3割)
12.6問
/42問
13.5問
/45問
総合計
(6割)
55.2問
/92問
60問
/100問

時間配分と捨てる問題

 試験時間120分で100問解答しなければならないので、1問あたり1分ちょっとしかありません。わからない問題は後で確認できるようにしておき(付箋機能のようなものがあります)、解答できるものからどんどんやっていかないと間に合わないと思われます。

 また、満点ではなく合格ライン到達を目標とするならば、問題によっては捨てることも一つの手段となるかと思います。「ITパスポート 捨てる」で検索するとよく出てくるのが、計算問題と基礎理論問題です。

 計算問題は平均8問程度出題されます。電卓の持ち込みができないので複雑な計算問題は出題されませんが、なかなかに面倒な問題であることは間違いありません。最初から全部捨てるとは言わないまでも、優先順位は低くしてもいいかなとは思います。

 基礎理論はテクノロジ系の範囲となっていますが、平均3問程度です。この分野は数学の領域でかなり難しく範囲(量)もそれなりにあり、さらに計算問題が出題されるケースもあります。一番出題数が多い中での3問程度なので、これも優先順位は低くしてもいいかなとは思います。

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