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【パソコン資格】マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)の概要とオススメの参考書
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、オフィスソフトのスキルをマイクロソフト社が資格認定する制度で、パソコン関係の資格では特に知名度の高い資格です。
独占業務もなく民間資格なのでこれを持っているからといって特別有利になる資格ではありませんが、Microsoft Officeを使っている企業は多いので、勉強・取得して損はないと思います。
こんな方にオススメ
Office関連の資格はいくつかありますが、MOSは以下のような方にオススメします。
- 今までオフィスソフトにほとんど触ったことがなく、これから勉強を始める(基本操作が分からなければ他の資格は難しいです。)
- とりあえず履歴書の資格欄を埋めたい(オフィスソフト系資格で知名度でこれに勝るものはないです。逆に他の資格は人事担当者によっては知らないこともあり得ます。)
試験概要
- Word(文書作成ソフト)
- Excel(表計算ソフト)
- PowerPoint(プレゼンテーション ソフト)
- Access(データベース管理ソフト)
- Outlook(電子メール・情報管理ソフト)
の5つが対象で、試験はバージョンごとに用意されています。2022年4月現在で2013、2016、365&2019に対応しています。OSはWindows版のみの対応です。Mac版の試験は実施していません。
※2021に関する情報はありませんが、過去のバージョンは発売から1年以上経過してから試験が開始されています。2021の発売日は10月だったので、2022年の終わり頃か2023年に食い込む可能性もあります。
一般レベル(スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)があり、ソフトもレベルもそれぞれ独立していて受験資格もないので、最初からエキスパートを受験することも可能です。(ソフトやバージョンによってはどちらか一方しかない場合もあります。)スペシャリストは基本的な機能の理解が、エキスパートは高度な機能の理解が問われるものです。
Word、Excel、PowerPointは使用している会社が多いので、学生のうちに取得するのもありだと思います。レベルについては基本的な日常業務であればスペシャリストで十分です。ただ、データベースや電子メール関連のソフトは会社によって使用しているソフトがかなり異なります。受験料も高額な試験なので、AccessとOutlookの受験はよく検討した方がいいと思います。
※365&2019では一般レベルの呼称がスペシャリストからアソシエイトに変更されています。
試験科目(365&2019の場合)
ソフト | (アソシエイト) | 一般レベル(エキスパート) | 上級レベル
Word | 〇 | 〇 |
Excel | 〇 | 〇 |
PowerPoint | 〇 | – |
Access | – | 〇 |
Outlook | 〇 | – |
合格率
合格率は非公表です。資格学校などの情報では一般レベル約80%、上級レベル約60%といわれています。
試験日程
「全国一斉試験」と「随時試験」の2つの受験方法があります。申込方法が異なるだけで、内容は同じです。
全国一斉試験
毎月1回~2回実施されており、全国の一斉試験実施会場より選択してオンラインで申し込みます。
随時試験
各試験会場が設定した日程で(全体ではほぼ毎日)実施されており、全国約1,700の試験会場より選択して会場に直接申し込みます。
受験料
試験レベル | 受験料 |
一般レベル | 一般価格:10,780円(税込) 学割価格:8,580円(税込) |
上級レベル | 一般価格:12,980円(税込) 学割価格:10,780円(税込) |
オススメの参考書
MOSの参考書の定番は「よくわかるマスター」シリーズ(FOM出版)と「MOS攻略問題集」シリーズ(日経BP社)です。いずれも解説、練習問題、模擬試験の基本的な構成です。よくわかるマスターシリーズには、初めてOfficeソフトを触る方向けの基礎学習用書籍(よくわかるシリーズ)もあります。
「よくわかる」シリーズ(FOM出版)の一例
「よくわかるマスター」シリーズ(FOM出版)の一例
不具合
公式サイトに不具合報告がいくつか掲載されていますが、これ以外に、Word(一般レベル)-第2回-プロジェクト1-問題(4)が何度やっても不正解でした。どうやら用紙の設定が異なるのが原因(プリンタの影響?)のようで。模擬試験プログラムではひらがなで「はがき、100mm、148mm」となっていますが、当方の環境ではカタカナで「ハガキ、99.9mm、148mm」となっていました。PC環境によっては他にも不具合があるのかもしれません。