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簿記2級 ネット試験 体験記 2021年度(2月受験)

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 2022年2月に、簿記2級のネット試験を受験して合格しました。

目次

勉強時間

 人によって勉強できる時間や基礎知識が異なりますが、資格学校の説明などを読んでいると簿記3級の知識がある前提で4ヵ月~6ヵ月(250~300時間)程度のようです。今回私が勉強に要した期間は約3.5ヵ月です。

 2021年10月の下旬にネット試験で簿記3級に合格したのと試験範囲の改定が入らないうちにと思って、2021年3月のネット試験を目標に設定しました。

テキストの選定

 簿記3級のときと同様、みんなが欲しかったシリーズ(TAC)をメインに使いました。

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商業簿記と工業簿記どちらから始めるか

 あまり深く考えず3級(商業簿記)の続きのつもりで2級は商業簿記から始めることにしました。結果的にはどっちが先でも大差なかったなという感じでしたが。

 ちなみに工業簿記にも商業簿記の知識がある程度は必要なので、2級から受ける方は商業簿記から始めた方がいいです。

勉強スケジュール

予定

 2021年11月~2022年2月の4ヵ月間を勉強期間として、2022年3月上旬にネット試験の予定。

 勉強は基本的に毎日やるのが望ましいところですが、仕事の都合で不規則な生活をしていて前日に翌日の予定が変わるなんてこともよくあるという状況。3級のときも仕事の日程に振り回されて予定通り行かなかった部分も多かったので、細かいスケジュールは立てるだけ無駄なのでやめました。

 勉強期間が約4ヵ月なので、最初の2ヵ月で基礎勉強・対策問題集、次の1ヵ月は苦手部分の再確認、最後の1ヵ月はひたすら模擬試験、というざっくりとした予定のみ。勉強時間についてもただ長ければいいというわけでもないのであまり気にしないことに。

実際

 一部(主に商業簿記は連結会計、工業簿記は差異分析)は想定よりも時間がかかってしまい、このままだと他の範囲が終わらないということで一旦保留にしました。

 12月は仕事が繁忙期であることに加えて新人が入ったため研修の都合でシフトの変動も多くほとんど勉強時間が取れませんでしたが、保留にした差異分析も含めて世間が仕事納めになるころには工業簿記の方は何とかなりました。

 年末年始(休みではない)にとりあえず現状どの程度の理解度があるのか確認するため模擬試験(6回分)に挑戦。連結会計は除いてそれ以外で何点取れるかという形式で実施したところ、苦手だと自覚している分野はミスが多いものの他は正解率85%以上だったので一安心。

 その後、1月31日に一度受験しました。不合格でしたが詳細は後述。

 1回目の受験結果を踏まえて対策をして、2月17日に再度受験し合格しました。

 当初の予定では4ヵ月でしたが、途中で腕試しの受験1回を挟んで3ヵ月半で合格。既に述べた通り仕事が不規則なことに加えて特にクリスマスや年末年始は仕事が繁忙期だったため、時間的にも気持ち的にもあまり余裕はありませんでした。

受験

1回目(2022年1月31日)

 1月中旬現在で連結会計以外の全ての範囲は20数回(種類)の模擬試験で正解率85%以上だったので、連結会計が出たら実質80点満点の試験としてどの程度行けるのかということで1月31日に一度受験しました。結果としては連結会計が出て64点でした。(第1問から8点、4点、16点、24点、12点でした。)

 まず第1問については、見たことない形式・文言(勘定科目)が出てきており、20数回(種類)の模擬試験でも見かけなかった問題。ちなみに中でも全く以って意味不明だったのが「保証債務」関係でした。保証債務という文言自体初めて見ましたから。

 第2問の連結会計はほとんど勉強が終わっておらず、一番簡単(?)な「のれん、のれん償却」関係だけは覚えていたので問題の形式にもよりますが2点か4点くらい取れるかな?程度で挑みましたが4点取れてました。

 第3問は損益計算書でしたが、4点落としているということはどこか1ヵ所間違えて-2点、これによって当期純利益の金額も間違えて-2点、計4点分だったのかと思います。決算整理にあたって特に悩まなかったのでどこを間違えたのか見当もつかない状態ですが。

 工業簿記は、第4問の仕訳で1問自信がなく結果も4点落としてるのでこれで間違いないでしょう。

 結果としては、連結会計を別にすると80点中60点でした。

 今回初めて見た形式・文言(勘定科目)の確認と細かいところを落とさないように復習しつつ、連結会計も進めて(満点は諦めてますが)、2度目の受験に備えたいと思います。

2回目(2022年2月17日)

 まず結果としては、第1問から20点、10点、20点、18点、7点、合計75点でした。

 第1問については、1回目の受験で見たことないものが色々出てきてしまったのでネットで色々調べながら仕訳対策をして臨みました。が、今回はいたって普通の問題しか出ませんでした。

 第2問は連結会計。「満点は諦めて部分点を取る」と割り切って勉強していたので、大体予想通りの点数でした。

 第3問は損益計算書。決算整理については特に難しい問題はなく、有価証券も売買目的しか出ませんでしたし税効果会計が絡むのも1問しかありませんでした。模擬試験の中には税効果会計が適用される決算整理が複数あって、繰延税金資産と繰延税金負債を相殺して…というパターンもありましたが。

 工業簿記は、標準原価計算(損益計算書)と標準原価計算(差異分析)でした。1回目の受験で全体的に難易度はかなり低い印象だったので、試験直前に軽く復習した程度でしたが今回はむしろ商業簿記よりも工業簿記に苦戦。1回目の受験前で20数種類の模擬試験に挑戦しそのあとも何種類か追加してから2回目の試験に挑みましたが、見たことがない形式が出て焦りました。結果40点中25点しか取れず。

 「満点は諦めて部分点を取る」と割り切った連結会計を除けば、1回目が80点中60点、2回目が同65点。勉強期間トータルで30種類近くの模擬試験をやりましたが、それでも当日見たことない問題が出てくる出てくる。特に工業簿記は、暫く試験範囲が改定されておらず問題の形式もある程度パターン化されています、というのをよく見かけますが、正直資格学校の予想問題集なんかもどこまであてになるやら…

ネット試験特有の対策

 3級の体験記をご覧下さい。

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今後の予定

 3級の体験記にも書きましたが、元々は帳簿・会計に関する知識は持っていて損はないと簿記3級の受験を決め、その後より実践的な知識を得るために2級を受験しました。税理士とか会計士といった資格に挑戦する予定はないので簿記はここで終了。次はFPやパソコン関係の資格(MOSなど)を検討中。

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