簿記に使える定番の電卓

2021年10月17日

　電卓によって機能やデザインは様々ですが、簿記、税理士、会計士など会計系の資格で使用する電卓には定番があります。メーカーとしてはカシオとシャープの2大メーカーがあります。

電卓を選ぶポイント

　会計系の資格は扱う金額が大きいので、最低で10桁、できれば12桁対応の電卓が必要です。

　電卓には、大型のデスクトップサイズから携帯に便利な手帳型、さらに小さいカード型など、たくさんのサイズがあります。どのサイズが適しているかは人によりますが、大きすぎたり小さすぎたりして馴染まないものを使うと入力ミスが増えます。

　ボタンの配列はメーカーによって異なります。一般的にはシャープ配列・カシオ配列と呼ばれていますが、好みの問題なのでどちらがいいとか悪いという話ではありませんが、一度慣れてしまうと他方の配列は非常に使いにくいです。

　私は簿記検定の勉強を始めるまでボタン配列を意識したことがありませんでしたが、改めて比較してみると、今までは無意識にシャープ配列を選んでいたようで、カシオ配列は非常に違和感を感じました。

　GT（グランドトータル）機能とメモリ機能は最低限欲しいところです。但し、簿記検定に持ち込める電卓には制限があり、関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓などは禁止されていますので、機能が多ければいいというわけではないので注意が必要です。

　学校専用なので一般には購入しにくい特別な電卓ですが、機能は申し分ありません。

　一般財団法人日本電卓技能検定協会の推奨電卓です。

　学校専用電卓と同等の機種（市販品）があります。配列など多少異なります。

　学校専用電卓「シャープ EL-G37」の市販版です。私はシャープ配列派なのでこの機種を使用しています。

　学校専用電卓「カシオ ND-26S」の市販版です。

　上記「カシオ JS-20WK」の一回り大きい版です。

　他にも色々な電卓がありますが、必要な機能が揃っているかどうか、試験に持ち込めるものかどうかという問題もあるので、本ページで紹介した機種のいずれかを購入するのが無難です。

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