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日商簿記2級 ネット試験対応 出題内容と傾向

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 日商簿記2級の試験はネット試験が開始されたことに伴い、出題内容と形式が変更になりました。第1問~第5問の5つの大問で構成されています。試験時間は90分です。100点満点中70点が合格ラインとなります。

 当サイトにおける日商簿記2級関連の記事は、2022年度のCBT受験用に作成した自分用のメモをベースに公開しています。試験範囲の変更等には対応していないのでご注意下さい。

目次

商業簿記と工業簿記

 第1問~第3問が商業簿記、第4問と第5問が工業簿記です。

第1問:商業簿記の仕訳

 第1問は商業簿記の仕訳問題5問で構成されています。配点は各4点で計20点。

 仕訳問題は配点比率が高いので、1問でも落とすとかなり痛いです。

第2問:個別問題・勘定記入・連結会計など

 第2問は個別問題、勘定記入、空欄補充、株主資本等変動計算書、連結会計(連結精算表、連結財務諸表)などから1問で構成されています。配点は20点。

 試験範囲が一番広く、対策がしにくい部分です。連結会計は、簿記2級の中で一番難易度が高く出題頻度も非常に高いです。

第3問:個別決算

 第3問は損益計算書・貸借対照表の作成、本支店会計など、個別決算に関する問題から1問で構成されています。配点は20点。

 決算整理などはある程度パターン化されているので、第2問よりは対策しやすいです。

第4問:工業簿記の仕訳と原価計算

 第4問は工業簿記の仕訳問題3問と、財務諸表作成、部門別原価計算、個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算(勘定記入、損益計算書)の中から1問で構成されています。配点は28点。

 仕訳問題は配点比率が高いので、1問でも落とすとかなり痛いです。商業簿記に比べると部分点が取りにくいので、単なる暗記ではなく仕組みを理解していないと厳しいです。

第5問:原価計算・CVP分析など

 第5問は標準原価計算(差異分析)、直接原価計算、CVP分析の中から1問で構成されています。配点は12点。

 差異分析を苦手とする人が多いようです。第4問の仕訳問題に出てくることもあるので、出題頻度は高め。

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