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固定電話のサービス終了と今後

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 NTTは2024年を以って、固定電話のサービスを終了することを発表しています。なぜ固定電話サービスが終了するのか、今使っている固定電話はどうなるのかについて解説していきます。

 まず先に申し上げておくと、今使用している固定電話が使用できなくなるわけではありません。

 「今までの固定電話が使えなくなるので工事が必要です」など、固定電話のサービス終了に便乗した詐欺や勧誘が増えているようです。ご注意ください。

目次

固定電話と回線の種類

 まず固定電話とは、「基地局の中継交換機を電話線で結んだ通信回路を使用する電話」のことで、電話加入権と呼ばれる設置負担金を支払う必要があったことから加入電話とも呼ばれています。

 この固定電話には、回線の種類として「アナログ回線」と「ISDN回線(デジタル回線)」の2種類があります。しかし現在の主流は、インターネット回線を利用して通話を行う「IP電話」です。

なぜ廃止されるのか

 携帯電話の普及に伴い固定電話の利用者が減少していることが一番の原因です。また、固定電話網に不可欠な中継交換機の老朽化も問題になっており、2025年を目途に寿命を迎えるといわれています。このような背景から、NTTは固定電話サービス(アナログ回線及びISDN回線)を廃止するとしています。

今ある電話機は使えなくなるのか

 NTTによりネットワークの内部構造が変更され、現在主流になっているインターネット回線を利用して通話を行う「IP電話」に再構築されるため、現在使用している電話機は工事不要でそのままIP電話として使用することができます。

固定電話は解約するべきか

 自宅に固定電話はあるものの実際あまり使用していない場合は、「これを機に解約しようか」と考える人も多いかと思います。そこで、固定電話を廃止することのメリットや注意点を見ていきましょう。

通信費の削減

 事業者にもよりますが、最近のスマホのプランとしては電話のかけ放題プランがあります。自宅で固定電話を使うよりスマホのかけ放題プランに一本化した方が、通信費が削減できる可能性が高いです。

セールスや詐欺の軽減

 セールスや詐欺といったいわゆる迷惑電話。スマホにかかってくるケースもありますが、やはり固定電話の方が多い印象です。相手の番号が表示される「ナンバーディスプレイ」というサービスもありますが、そもそも固定電話を設置していなければこのような電話を受けること自体がなくなりますので、固定電話を廃止すればセールスや詐欺被害の軽減ができるというメリットがあります。

スペースの有効活用

 固定電話本体や子機はある程度設置するスペースを必要とするものなので、これらをなくすことによって別のことに使えるというメリットがあります。

携帯電話での代替が難しい場合

 携帯電話が普及しているとはいえ、特にお年寄りだけで暮らしている場合など固定電話をメインの連絡先として活用していることも多いでしょう。その場合は無理に固定電話を廃止する必要はないかもしれません。

FAXが使えなくなる

 一般家庭ではFAXの利用自体も少なくなっているとは思いますが、個人事業主として自宅で開業している場合など、FAXを日常的に使っている場合もあるかと思います。インターネットでFAXを送受信し、受信したデータはプリンターで印刷するといったサービスもありますので、乗り換えも含めて検討が必要です。

事業者としての利用

 かつては「法人が活動する=必ず固定電話がある」のが常識だったので、例えば銀行口座(法人口座)の開設時には固定電話が必要でした。しかし現代ではビジネスにも携帯電話を利用するケースが増えており、大半は携帯電話の番号でも開設や登録ができるようになっています。ただ、やはり今でも固定電話が必要といわれることがないわけではないので、現在の取引先や今後契約する可能性のあるサービスなど、一通り確認することをオススメします。

 以前仕事でに出店していたことがありましたが、特定商取引法に基づく表記には固定電話の番号が必須(050可)で、携帯電話の番号は登録できないといわれました。

 とはいえ、スマホのアプリを使って市外局番付きの電話番号を取得できるようなサービスもありますし、市外局番ではなくIP電話(050)でもOKという場合もあるので、「固定電話+市外局番付きの電話番号」でなければならない、というケースは少ないと思われます。

 ただ、ビジネスにおける携帯電話の利用が増えているとはいえ、今でも「携帯電話番号しかない企業に対し一定の不信感を感じる傾向」があるのは事実なので、「市外局番」にするのか、「IP電話(050)」にするのか、「携帯電話(090や070)」にするのかは、慎重に検討すべきでしょう。

まとめ

  • 固定電話サービス(アナログ回線及びISDN回線)は廃止される
  • 現在の電話機はそのまま使える(インターネット回線を利用して通話を行う「IP電話」に再構築される)
  • 固定電話のサービス終了に便乗した詐欺や勧誘に注意!
  • どうしても固定電話がなければならないという事情がなければ、これを機に固定電話を廃止するのもあり
  • 事業者の場合は、利便性と信頼性を考慮し、慎重に検討する

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