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【デュアルモニター】ディスプレイケーブルの種類とつなぎ方
パソコンとモニターを接続するにはディスプレイケーブルが必要です。ディスプレイケーブルには色々な種類がありますし、パソコンとモニターの台数や用途によっても接続の仕方が異なります。
ディスプレイケーブルの種類
ディスプレイケーブルには色々な種類がありますが、最近のものとしては「DisplayPort」「HDMI」「USB Type-C」「Thunderbolt3/4」の4種類を押さえておけば問題ないかと思います。
DisplayPort
DisplayPortはデジタル式ディスプレイケーブルです。1本のケーブルで映像や音声、制御信号を伝送できる特長を持ち、高い解像度に対応しています。パソコン用のモニターに多く、一般的なテレビにはほとんど採用されていません。端子サイズの異なる「Mini DisplayPort」もあるため注意してください。
HDMI
HDMIケーブルはデジタル式ディスプレイケーブルです。1本のケーブルで映像と音声を伝送できます。映像機器の多くがHDMI端子に対応しているため、テレビやゲーム、パソコンなど幅広いモニターに活用できます。端子サイズの異なる「ミニHDMI」や「マイクロHDMI」もあるため注意してください。ミニをタイプC、マイクロをタイプD、通常のHDMIをタイプAと呼称することもあります。
USB Type-C
USB Type-Cは2014年8月に登場したデジタル式のコネクタ規格です。映像や音声、信号を伝送できる優れた機能性を持っています。パソコンのUSBはType-Aのポートが複数付いているのが主流ですが、最近はType-Cのポートが搭載されている機種も増えてきました。
映像の出力については、Ver3.x以降のUSB Type-Cに搭載されている「オルタネートモード(Alternate Mode)」という機能を利用します。しかし、Ver3.x以降のUSB Type-Cが必ずオルタネートモードを搭載しているとは限らないので注意が必要です。
Thunderbolt 3/4
Thunderbolt 3/4はデジタル式のコネクタ規格です。USB Type-Cと同じ端子が採用されているため「USB Type-Cケーブルの上位互換」というイメージがありますが、内部的には全く異なる規格であるため、USB Type-C端子が搭載されたパソコンであればThunderbolt 3/4ケーブルが必ず活用できるとは限らないので注意が必要です。
パソコンとディスプレイのつなぎ方
通常はパソコン1台にモニター1台になると思いますが、
- 作業領域を広げるためにデュアルディスプレイにしたい
- パソコンとテレビでモニターを兼用にしたい
- 会議などで大画面に映したい
など、1:1ではない使い方の場合はケーブルを複数本用意したり、分配器やハブを用意したり、コネクタの種類によっては変換ケーブルが必要になったりします。
複製(ミラー)モードと拡張モード
パソコンにモニターを複数台接続する場合、その画面の使い方に応じて2つのモードがあります。メインモニターと同じ画面を別のモニター表示したい場合に使う「複製(ミラー)モード」、複数台のディスプレイを1つの大画面として表示する(作業領域を広げたい)場合に使う「拡張モード」があります。
このどちらのモードを使いたいのかによって、用意する機器が異なります。簡単にいえば、複製(ミラー)モードの場合、例えばノートパソコンにHDMIポートが1個しかないからこれを2つに分配する、というやり方でOKですが、拡張モードの場合はそれ用のアダプタが必要になります。
分配器
例えば、ノートパソコン1台の画面をプロジェクターに映すだけであれば、ノートパソコンのHDMIなどのポートとプロジェクターを直接接続するだけです。しかし、デスクトップパソコンにHDMIポートが1個しかなく、そこにモニターを接続している場合、プロジェクターなどを接続するためにはポートが足りません。そんなときに使用するのが分配器です。
ハブ
作業領域を広げるためにデュアルディスプレイにしたいというケースが一番多いと思いますが、複数のモニターを接続して「拡張モードで使える」環境を整える必要があります。
例えばデスクトップパソコンに元々ディスプレイポートが2個ある場合や、ディスプレイポート×1とHDMIポート×1の組み合わせといった場合などは、それぞれにモニターを接続して2台運用することが可能となりますが、パソコン側のポートが1個しかない場合はハブが必要になります。
切替器
例えばパソコンとテレビでモニターを兼用しているときなどに便利なのが切替器です。切替器を間に入れることによって、いちいちケーブルの抜き差しをしなくて済むようになります。
【参考】組み合わせによっては非常に面倒
パソコン側にポートが複数ある場合は簡単ですが、1ポートしかない場合、端子の組み合わせによっては非常に面倒なことが起こります。
パソコンのポートがUSB Type-CやThunderboltの場合は対応している製品が多いのでそこまで大変ではないのですが、ディスプレイポートやHDMIポートの場合は対応している製品が少ないです。
これは会社のパソコンで実際にあったケースなのですが、パソコン側ディスプレイポート×1とHDMIポート×1、モニター側ディスプレイポート×1という環境でデュアルディスプレイにしようとしました。1台はディスプレイポート同士なのでそのままつなぐだけだったのですが、もう1台の「パソコン側HDMI、モニター側ディスプレイポート」を接続するためには変換コネクタが必要になります。実はこれが厄介で、対応している製品が少ない上に価格もやや高めでした。(逆にパソコン側ディスプレイポート、モニター側HDMIなら製品はたくさんあります。)
まとめ
- ディスプレイケーブル(コネクタ)には色々な種類がある
- モニターを複数使う場合は複製(ミラー)モードと拡張モードがある
- 複製(ミラー)モードと拡張モードのどちらを使うかによって、使用する機器(分配器、ハブ)が異なる
- コネクタの組み合わせによっては変換コネクタが必要になる