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使っていない銀行口座は要注意 口座維持手数料 紙の通帳が有料化

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 何年も使っていない銀行口座はありませんか?近年金融機関における手数料の新設や改定が相次いでおり、条件によっては口座を開設しているだけで手数料が発生するケースもあります。また、通帳の発行や維持に手数料が発生するケースも増えてきています。

本ページでは3大メガバンクのみ概要を掲載しています。

目次

口座維持手数料と自動解約

 金融機関によっては、口座維持手数料を設けている場合があります。これは主に使われていない口座を整理するためで、金融機関側には口座の維持・管理に係る費用がありますし、不正口座の作成・利用の防止という理由もあります。

 条件や手数料の金額は金融機関によって異なりますが、概ね2年以上使われていない口座に対して手数料が発生します。口座残高が手数料未満であれば、その口座残高を手数料の一部として引き落とし、口座が自動的に解約されます。

三菱UFJ銀行(未利用口座管理手数料)

 2021年7月以降に新たに開設された普通預金口座のうち、2年以上利用がない口座に対して、年間1,320円(税込)の「未利用口座管理手数料」が発生します。口座残高が手数料未満であれば、その口座残高を手数料の一部として引き落とし、口座が自動的に解約されます。詳しい条件などは公式サイトでご確認下さい。(2021年6月1日現在)

三井住友銀行(デジタル未利用手数料)

 2021年4月1日以降に新たに開設された普通預金口座のうち、2年以上利用がない口座に対して、年間1,100円(税込)の「デジタル未利用手数料」が発生します。口座残高が手数料未満であれば、その口座残高を手数料の一部として引き落とし、口座が自動的に解約されます。詳しい条件などは公式サイトでご確認下さい。(2021年4月1日現在)

みずほ銀行(みずほe-口座への切り替え)

 みずほ銀行は今のところ手数料は発生しませんが、毎年1月末時点で1年間以上通帳への記帳をしていない口座は、通帳レスの「みずほe-口座」へ自動的に切り替えが行なわれます。詳しい条件などは公式サイトでご確認下さい。(2021年4月16日現在)

紙の通帳が有料化

 対象となる条件は金融機関によって異なりますが、「紙の通帳」が有料化される傾向にあります。銀行は通帳1冊に対して200円(/年)の印紙税を支払う義務を負っており、これが金融機関の負担になっていると考えられます。また、キャッシュレスの利用が増えてきたことによって、ATMをはじめ銀行の利用者に変化が起きたことも原因の1つかと思われます。

 これはあくまでも「紙の通帳」に対する手数料なので、金融機関によって呼び方は異なりますがWEB通帳に切り替えれば手数料は発生しません。

三井住友銀行(紙通帳利用手数料)

 2021年4月1日以降に新規開設される普通預金口座を対象に、年間550円(税込)の紙通帳利用手数料が発生します。詳しい条件などは公式サイトでご確認下さい。(2021年4月1日現在)

みずほ銀行(通帳発行手数料)

 2021年1月18日以降の新規口座開設について、紙の通帳を新規で発行もしくは繰り越しする際に、1冊あたり1,100円(税込)の通帳発行手数料が発生します。詳しい条件などは公式サイトでご確認下さい。(2021年4月16日現在)

まずは銀行口座の整理から

 口座維持手数料や紙の通帳に対する手数料は、まだ導入され始めたばかりでごく一部の金融機関だけですが、今後この動きは広がっていくと思われます。

 近年の様々な手数料新設や改定と同時に、ランク制度を導入して(優良顧客に対して)手数料を優遇する動きも増えてきています。まずは保有している口座の再確認と、不要口座を整理して使用頻度の高い口座に集約することによって、無駄な手数料を抑えることができるかもしれません。

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