【モバイルバッテリーの安全性】リン酸鉄という選択肢

2025年12月14日

　私は普段スマホで音楽を聴いたり動画を見たりすることがないため、出先で電池切れになることがまずないのでモバイルバッテリーを使用する習慣がありません。充電式は自然放電してしまうので、定期的に残量確認・充電というのが面倒ですし、発火事故も度々ニュースになっているのもあって、リチウムのモバイルバッテリーを購入したくないという気持ちもありました。

　しかし、災害時の備えとして持ち歩き用＆自宅にバッテリーの1台くらいは必要だろうとは思っていましたし、かといってポータブル電源は費用的に今すぐは難しいということで、何かいいものはないだろうかと探していたときに見つけたのが「リン酸鉄リチウムイオンセル電池」でした。

※普段持ち歩く用としては乾電池式を購入しました。

リン酸鉄リチウムイオンセル電池とは

　リン酸鉄リチウムイオンセル電池とは、従来のリチウムイオンセル電池より発火がしにくく、電気自動車などにも採用されている安全性の高い電池です。

　サイクル寿命や温度耐性などの面でもリン酸鉄のほうが優れている一方で、同じ容量で比較した場合、リン酸鉄のほうが大きくて重くなるというデメリットはあります。そのため、モバイルバッテリーとしてはまだまだ製品が少ないのが現状ですが、安全性を重視するなら「リン酸鉄リチウムイオンセル電池」を検討する価値はあると思います。