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新NISA制度が2024年スタート NISAはどう変わる?

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 資産形成における税制優遇制度「NISA(少額投資非課税制度)」が見直され、2024年から新NISA制度が始まります。

※今後税制改正等により内容が変更となる可能性があります。

目次

そもそもNISAとは?

 株式や投資信託などの金融商品に投資をして利益を受け取った場合、約20%の税金がかかります。NISAは、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。NISAには、一般NISA、ジュニアNISA、積み立てNISAの3種類があります。

一般NISA

 2014年1月にスタートした非課税制度です。新規投資額で毎年120万円を上限とし、各年に購入した金融商品を保有している間に得た利益が、購入した年から数えて5年間非課税となります。

ジュニアNISA

 2016年1月にスタートした「未成年者少額投資非課税制度」です。口座を開設する年の1月1日現在で、日本在住の0歳~19歳の人を対象とした制度です。新規投資額で毎年80万円を上限とし、各年に購入した金融商品を保有している間に得た利益が、購入した年から数えて5年間非課税となります。3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までの間は、払出に制限があります。

つみたてNISA

 2018年1月からスタートした非課税制度です。新規投資額で毎年40万円を上限とし、各年に購入した金融商品を保有している間に得た利益が、購入した年から数えて20年間非課税となります。長期・積立・分散投資を支援するための制度で、一般NISAとは異なり対象となる金融商品が限定されています。

新NISAの内容は?

一般NISAは新制度への移行と5年間の延長

 一般NISAは2階建ての新制度(新NISA)に移行します。これに伴い、新規口座開設(新規投資可能)期間が5年間延長され、2028年(保有期間2032年)となります。

ジュニアNISAは終了

 NISA制度の見直しに伴いジュニアNISAは2023年を以って制度が終了となるため、新規口座開設(新規投資可能)期間も2023年までとなります。2024年以降は払出制限がなくなります。子どものための資金が必要になった時期に合わせて払出すことができるので、実質使い勝手が向上したので今のうちに活用しよう、という動きもあるようです。

つみたてNISAは延長

 つみたてNISAは元々2037年(保有期間2056年)までの制度でしたが、5年間延長されて2042年(保有期間2061年)までとなります。

新NISAの概要

 一般NISAは、2階建て制度に変更となります。

 1階部分はつみたてNISAと同様で、公募株式投資信託等が投資対象になります。年間の投資上限額は20万円。積立投資のみ可能で、つみたてNISAにロールオーバー可能。

 2階部分は現行の一般NISAとほぼ同じで、上場株式・公募株式投資信託等が投資対象となります。年間の投資上限額は102万円。

 原則として、2階の非課税枠を利用するためには1階での積立投資を行なう必要があります。その際1階部分を全て使い切る必要はなく、少額でも積立(1階部分)をしていれば2階部分の利用は可能です。

 また、投資経験者が「1階」を利用しないことを証券会社等に届け出れば、「2階」のみ利用することもできますが、投資できるのは個別株のみに制限されるので、株式投資信託やETFなどへの投資はできません。投資枠についても、1階を使わないからといって2階の枠が増えるわけではありませんので、102万円までとなってしまいます。

ロールオーバーについて

 現行の一般NISAにおいては、5年の非課税期間が終了した後の手続きとして、

  • 翌年の非課税枠に移行する(ロールオーバー)
  • 課税口座に移行する
  • 売却する

の3つの選択肢があります。ロールオーバーできる金額に上限はないので、非課税期間終了時に運用した利益を含めて120万円を超えていた場合も、全額をロールオーバーできます。但し、この場合はロールオーバーした時点で120万円の枠を全て使い切っているのでその年に新規投資はできません。

 新NISA制度開始後もこの選択肢に変更はありません。但し、新NISAで対象外となる金融商品はロールオーバーできません。また、新NISAへのロールオーバーは1階部分(20万円)と2階部分(102万円)のうち2階部分から使用します。

例1)122万円を超えてロールオーバーする場合…新NISAの1階2階全ての枠を使用して全額ロールオーバーできます。枠を全て使い切っているので新規投資はできません。

例2)122万円以内でロールオーバーする場合…新NISAの2階部分(102万円)から埋めていき、余った部分は新規投資枠として使用できます。110万円ロールオーバーした場合、2階の108万円と1階の2万円を使用するので、1階の12万円分は新規投資が可能です。

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