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ダイソーのVRゴーグル「バーチャルリアリティーゴーグル」500円を試してみた
VRゴーグルというと非常に高いイメージで正直そこまでお金をかけて体験してみたいとは思っていませんでしたが、ダイソーでVRゴーグルが500円で買えるというので、これくらいの金額なら試してみようかなと購入してみました。
VRゴーグルの種類
まずVRゴーグルですが、3種類に分類することができます。
スマホセット型
VRゴーグルの中で一番安価な部類で、販売価格は1,000円~3,000円程度のものが多いです。ダイソーで販売されているVRゴーグル「バーチャルリアリティーゴーグル」(税込550円)もこのタイプです。傾きや動きを感知するジャイロ機能が搭載されているスマホがあればVRが体験できるというものですが、最低限の機能しか搭載されておらず、さらに操作する際にはその都度ゴーグルからスマホを取り外さなければならないという欠点がありますが、入門用としては最適です。
PC・ゲーム機連動タイプ
PCやゲーム機など、外部機器を利用するタイプです。VRに特化したデバイスで、外部コントローラーが付属されているものも多く、優れた没入感が体験できます。その分ゴーグルの販売価格が高くなっており、VRコンテンツの利用に耐えられるスペックのPCやゲーム機も必要不可欠です。参考までに、2023年2月22日発売のPlayStation用VRゴーグル(PlayStation VR2)の希望小売価格は74,980円(税込)となっています。
スタンドアローンタイプ
スマホ、PC、ゲーム機などの外部機器が一切不要で、VRゴーグル単体で使用できるタイプです。このタイプは製品によって性能差・価格差が大きいことと、バッテリーやCPUを内蔵しているため重量があるというデメリットはありますが、VRゴーグルの中でも一番性能が評価されており、将来的な主流はこのスタンドアローンタイプになるといわれています。
バーチャルリアリティーゴーグル
2023年2月上旬に購入した時点での情報です。店舗によって取り扱い状況が異なります。また、パッケージ外観・付属品等は購入時期により多少異なる場合があります。過去に白いパッケージの同様の商品があり、これがリニューアルしたものが本記事で紹介している白と青のパッケージのようです。
パッケージ
- 商品名:バーチャルリアリティーゴーグル
- JANコード:4550480079424
- 販売価格:550円(税込)
ARにも対応
本記事では特に触れませんが、VR(仮想現実)だけではなく、「AR(拡張現実)」にも対応しています。
内容物
- 本体
- 固定用ヘッドバンド(本体装着済みのため、長さ調節をするだけで使用できます)
- スライド式スタンド(本体にセットされており、引き出してスマホをセットします)
- クリーナー
- 保護クッション(スライド式スタンドにスマホをセットする際、傷防止のための保護材です)
構造
本体側面はケーブルを通すことができるようになっているので、充電しながら使用することができますし、有線のイヤホンも使用可能です。
顔に触れる部分はクッションで覆われています。
レンズとの距離感(前後)とレンズ同士の間隔(左右)の調整をすることができます。
スマホの取り付け
スライド式スタンドを本体から取り出し、スマホをセットします。傷防止のための保護クッションが3枚付属しているので、必要に応じて貼り付けましょう。
対応しているスマホのサイズは160mm×80mm以内(約3.5インチ~約6インチ)です。上記の写真は、以前使用していた「Xperia 10 II」を装着した状態です。本体サイズは約69mm×約157mm(約6インチ)のためギリギリでした。
慣れるまでが難しい
スマホの画面サイズや形状(ふちの部分など)はそれぞれ異なりますし、見やすいレンズの距離などは個人差があるので、前後左右にずらしながら最適な距離を見つけるまでに非常に苦労しました。
コスパはよい
YouTubeでVR対応の動画を適当に探したり、無料のアプリなどでレンズの距離などを調整して暫く使ってみました。スマホセット型は画質などスマホの性能に大きく依存する部分があるので、今回体験した環境では、驚くほどの没入感とか感動はありませんでした。
しかし、大手通販サイトでスマホセット型をいくつか探したところ、1,000円~1,500円の商品で構造(ヘッドバンド、レンズの距離・間隔の調整可能)が似たり寄ったりの製品がいくつもあったので、お試し・入門用のVRゴーグルとしてはコスパはよいと思います。
私は実際に店舗で見かけたことはないのですが、同じ100円ショップであればセリア及びキャンドゥでダンボール製のVRゴーグルが110円で売っているそうです。こちらは本体を差し込みとマジックテープで組み立てるので構造的に弱く、スマホの落下に注意が必要で、レンズの距離・間隔の調整もできないとのこと。