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損しているかも?エアコンの選び方
エアコンを選ぶとき、販売員のアドバイスや畳数だけで選んでいませんか?実は損しているかもしれません。
対応畳数
メーカーにもよりますが、エアコンは6畳、8畳、10畳、12畳、14畳、18畳、20畳、23畳、26畳の9タイプに分かれます。基本的に14畳用を境にして電圧が100Vと200Vに分かれますが、メーカーによっては14畳用は100Vと200Vの両方のタイプを販売している場合もあるので10タイプとすることもできます。
定格能力値(kw)
エアコンには投入できる冷房(もしくは暖房)の標準的な時間当たりの熱量を意味する「定格能力値(kw)」というものがあります。これは対応畳数に比例し増えていきます。
チェックするべきは最大能力値
定格能力値は対応畳数に比例し増えていきますが、最大能力値(暖房)は例えば6畳用と8畳用ではさほど違いがありません。同様に、10畳用と12畳用と14畳用(100V)、14畳用(200V)から26畳用もさほど違いはありませんので、エアコンは実質3タイプしかないと捉えることもできます。
エアコンの本体価格は対応畳数に比例し高くなっていくので、能力値がほとんど変わらないのであれば8畳用より6畳用を買ったほうがいいということになります。
冷房は対応畳数通りのほうがいいケースがある
冷房の場合は過剰に冷えることがないようにリミッターカットされており対応畳数に比例して最大能力値も増加するので、小さいエアコンでは効率的に部屋を冷やせない可能性があります。
使用環境を加味する
例えば8畳の部屋の場合、夏場は扇風機で十分なのでエアコンはあまり使わないという場合は6畳用を、冷房も暖房も使うという場合は8畳用を購入するのが適しているかもしれません。ほかにも、部屋の方角・日当たり、外壁、断熱性等を考慮する必要があるでしょう。
エアコンの畳数表示は古い
エアコンの〇畳用の表示は1964年に制定されたJIS規格(C9612)に基づいて計算されていますが、その際の基準は「無断熱の木造平屋建て」です。現在とは住宅環境(断熱・気密性能)が明らかに違うため、畳数でエアコンを選ぶとオーバースペックなってしまう、必要以上に高額な機種を買ってしまう可能性があります。
エアコンの選び方
お店としては高いほうを売りたいでしょうし、大は小を兼ねるという言葉もあるので悩んだらワンランク上と考える方も多いと思いますが、小さい部屋に過剰なエアコンを設置するのは非効率でありランニングコストも非常に悪いです。
8畳の部屋で使うから8畳用にしようとか、店員に勧められたからこれにしよう、ではなく、エアコンの能力値と使用環境から適切なサイズを選ぶようにしましょう。